1855年の格付けで選ばれた5つの1級シャトーの中で、唯一メドック以外から選ばれたシャトーオー・ブリオンと向かい合っており、長年のライバルとして品質を競い合ってきたラ・ミッショ ン・オー・ブリオンですが、1983年からはそのライバルのオー・ブリオンを所有するディロン家に所有が移りました。一時はオー・ブリオンのセカンド的な存在になってしまうことが危惧され ましたが、そんなことは全く無く個性的な評価の高いワインを生み続けています。むしろ逆にディロン家の所有となってから、オー・ブリオンの技術を取り入れたりメルローの比率を増やすなどの改革が行われ、1級シャトーに匹敵する高評価のワインになっています。