カステルジョコンドは、1800年代にブルネッロの生産を最初に始めた4つのワイナリーの1つです。1875年、ブドウの分類と識別を管理するシエナの委員会により、歴史上初となる文書化されたブルネッロのテイスティングが行われ、1843年ヴィンテージのカステルジョコンドが試飲されました。そこで記録されたアルコール度数、phなどの数値は、驚くべきことに現代のブルネッロとほぼ同一で、このテロワールの普遍性を物語る史実となっています。フレスコバルディ社が手掛けるブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・カステルジョコンドは、最高品質のサンジョヴェーゼを用い、栽培工程における妥協の無い選果を行った結果生まれるワインです。畑の理想的な標高、水捌けの良い土壌、南西向きの斜面等、厳しく選抜された区画のブドウから造られるため、全ての要素が、このブドウ品種の最高の表現をワインに写しとることを可能にしています。エレガントでバランスが良く、圧倒的な構成の素晴らしさを持ったワインで、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの偉大な特徴がいかんなく表現されています。フレスコバルディは、2020年度、ガンベロロッソのワインガイドにて、イタリア約2500を超えるワイナリーの中から頂点に選ばれた、世界で最も有名なイタリアの生産者の一つです。 フレスコバルディ家の歴史は1000年以上前に遡り、常にトスカーナの歴史と深い繋がりがあります。フィレンツェが最盛期を迎えていた中世の時代に、フレスコバルディ家は英国王室の財務管理を担っており、銀行家として影響力を強めていきました。その後まもなく、ルネッサンスの開花とともにサンタ・トリニタ橋やサント・スピリト大聖堂の建設など重要なプロジェクトや芸術家たちの支援者となります。
エチケット、ダメージのみ。