14-16世紀の間に建てられたシャトー・ドゥ・カルル。1900年に上院議員のギヨーム・ドゥ・シャストネ・ドゥ・キャスタンにより買収され、有名な歴史家でアカデミーフランセーズの一員、息子のジャック・シャストネ・ドゥ・キャスタンに引き継がれました。彼の孫娘であるコンスタンスと夫のステファン・ドルーレが現在シャトーと20haのエステートを所有しています。1994年に販売されたキュヴェは大成功を収め、ポムロールやサンテミリオン地域に隣接した最高級ワインにも匹敵します。2003年に新設されたワイナリーは、選果台からボトリングまで全て重力を利用しワイン生産が行える、ボルドーで初めて設計されたワイナリーです。この歴史的なランドマークへの訪問の醍醐味は、ワイナリーのパノラマの景色を望み、ワインを楽しめることです。2004年より世界的に有名なジャン・リュック・テュヌヴァン氏がコンサルタント。醸造はシャトー・ヴェイリーのオーナークリスチャン・ヴェイリー氏が担当しています。評価急上昇中のシャトー!フロンサックはドルドーニュ川右岸、リブルヌの街近くにあるエリアで、赤ワインが生産されています。サン・テミリオンやポムロールに続く西側に位置し、両者に比べるとややマイナー産地と見られ、お値打ちワインの宝庫となっています。代表するAOCはカノン・フロンサック。谷と丘陵地が続く起伏に富んだ地形の急傾斜に葡萄畑が広がり、粘土が多い石灰質の土壌から優良なメルローが育ちます。ブレンドが主流のボルドーの中では珍しく単一品種ワインが多く造られています。柔らかな飲み口でタンニンが多く、スパイシーな味わいが特徴。約4~5年程の中期熟成に向いています。
エチケット、染み汚れのみ。