ブルゴーニュでも「ロマネ・コンティ」「ラターシュ」「リシュヴール」等の傑出して偉大な銘醸畑の数々が存在する「ヴォーヌ・ロマネ村」。そんな偉大な村で、1990年に当主となったファブリス氏が栽培から醸造までを一切取り仕切る「期待の新星」と呼ばれるヴィゴ家。若くしてドメーヌを継いだファブリス氏に、「伝説の醸造家」、「ワインの神様」と言われるアンリ・ジャイエ氏がアドバイスを行い、熟した果実の生き生きとした生命とヴォーヌ・ロマネ村のテロワールを素直に生かしたワイン造りを行うようになりました。 90年代前半に、ジャイエ氏の指導で、「テロワールに忠実で、自然な造り」を目指した栽培や醸造の大改革を行ってから、15年以上の時を経て、2010年ヴィンテージ以降の彼のワインは、エレガントで大地のエネルギーをも感じさせる雄大なワインとなり、今や多くの識者から「若かりし頃のジャイエのワインのよう」と言われるほどに高く評価されています。特級エシェゾーを筆頭に、数々の優れた赤ワインを生み出しますが、妻の実家ジュヴレ・シャンベルタン村からも優美でヴォーヌ的なワインも生み出します。特筆すべきは、偉大な特級を生む「フラジェ・エシェゾー村」のブドウのみで造る「コトー・ブルギニヨン」。通常はガメイ種の混醸が認められるベーシックワインですが、ヴィゴ家ではピノ・ノワール100%で高貴で優雅なワインを生み出しています。
エチケット、ダメージのみ。