マルゴーの2級格付けワインの中でも、近年において目を見張る品質の向上を遂げているシャトーが「ローザン・セグラ」です。 1855年の格付け以来、大恐慌や1956年の大寒波などによってシャトーは大打撃を受け、2級格付けには値せず、とまで言われていた時期もありました。 しかし1980年代に入って、新たに経営に着手したジャック・テオ氏によるワイン蔵新設等の醸造改革が始まり、1994年にはかのシャネルのオーナーがこのローザン・セグラを買い取って、大規模な畑の排水工事を敢行したのです。 これが見事な功を奏し、今やワインは十分格付けに見合う優れものとして、世の人々に愛されるようになりました。2009年ヴィンテージのパーカーポイントは94点!