ルモワスネは1877年に創立されたボーヌのネゴシアンです。現在の所有者ローラン・ルモワスネはフランス最大のワインショップチェーン「ニコラ」の仲買人を務めた経験もあり、ブルゴーニュのアルマン・ルソーやデュジャック、ジャン・グロ等が尊敬する鑑定眼の持ち主です。その信頼と豊富な資金力を背景に、ブルゴーニュの多くの秀逸な生産者のワインを買い付けることを可能にしています。 彼の巨大な地下カーヴの中には100万本にものぼる古酒が眠っており、熟成を待って出荷されています。澱引きは基本的に20年に1回程度おこなっています。これは輸送時に澱がワインに対する大きなリスクとなるとのローランの考えによるもので、最終的にワインを開ける時に蔵出し時と同様の健康な状態を保つためにおこなっています。フルショームはプルミエの中でもトップクラスの品質を誇る畑。グラン・クリュとほど近い斜面に位置し、畑の向きもグラン・クリュと同様の南西向きと素晴らしい条件を備えています。華やかで洗練されたミネラル感が特徴的。スタイルとしては女性的で、長熟に向いているワイン。全プルミエ・クリュ中で最高クラスの品質を誇っています。