「ロワールの鬼才」という異名で知られるディディエ・ダグノーは、プイィ・フュメにおいて伝説的な生産者で、傑出したワインを世に送り出していました。 惜しくも2008年に飛行機事故により亡くなってしまい、現在は息子のベンジャマンが後継者となり、父に劣らない素晴らしいワインを産出しています。 畑の広さは約12ha。父ディディエが1989年から続けてきた土壌と環境を尊重したビオディナミ農法を引き継いでいます。収穫は畑で丁寧に選果をしながら手摘みで行います。 発酵はオーク樽を使い、新樽と1~3年使用した古い樽をそれぞれ25%使用。 樽の種類も特注のシガールと呼ばれる300Lとドゥミュイと呼ばれる600Lの樽を主に使用し、澱に触れる面積の違いにより、味わいに変化を出すようにしています。 熟成後にアッサンブラージュし、さらに8カ月熟成後にワインが瓶詰めされます。 全てのプイィ・フュメのワインは同じの醸造方法を取っているので、各アイテムの違いはテロワールのみとなるのです。